豪雪の栂池 山スキー   (報告/チャゲ)


■日 程 : 2012年2月3日(金)夜発〜5日(日)

■山 域 : 栂池

■目 的 : 山スキー

■参加者 :

チャゲ

Tankuro

isoroku

O石(神戸)
■行 動 :

2/3(金) 21時過ぎ阪神西宮発=駒ヶ岳SA(仮眠)

3/4(土) 9:20白馬スーパー=栂池駐車場…11:20ゴンドラ…大経大小屋(1750m) 入室15:30

3/5(日) 8:30…8:40林道…9:20成城大小屋…10:201950m付近〜スキー場ゴンドラ上12:00〜ゴンドラ乗り場(820m)12:45着 = 帰阪



阪神西宮を3日21時過ぎに出発。途中Tankuroを拾い一路駒ケ岳SAへ、テントを忘れて車中泊となる。仮眠後Aコープに寄り食材・アルコールを購入、鍵を受け取り栂池へ、第一駐車場は満杯の為第2駐車場に止め、ゴンドラまで少し歩く。

ゴンドラからは外の様子はガスって居て余り見えない。スキーやボードの人は結構いる。

上のリフトは動いてないのでシールをつけて約3km歩く、誰も歩いてないので脛くらいのラッセル、スキー場の積雪は3mとの事。交互に交代しながら進むと前方にスキーヤーが、「どこから」と訪ねたので「林道歩いて…」と言ったら、リフトで途中まで行けば楽やとの事。成る程そういう手もあったんだ。

彼は急な樹林の中を林道途中から途中へともう3回滑ってるとの事、スキー板も幅が広くなかなかうまい。

早大小屋を過ぎリフトの鉄柱を過ぎた辺りから「直進しよう」とTankuroさん、樹林の中を膝くらいまでのラッセルで進むとさすが学生時代に何回もボッカしただけあって、大経大小屋の前に出た。

小屋は5m以上の雪を乗せひさしの様の垂れ下がっている。落ちれば危険だがどうしょうもないので、壁際と、玄関真っ直ぐからと除雪し2つの通路を作る。


▲大経大小屋
やっと小屋に入って暖房の準備し終わったのが15時半、天狗が原に行くつもりだったが、時間も時間やし、温かくなってきたら気力がなえてしまった。

そのまま宴会の用意、まず水つくりから始まった。小屋の中はまだマイナスで、極上ビールも美味さがわからない。今夜はトマトチーズ味の鍋、第3弾まで料理を作り「七笑」の清酒1升も完売だ。


5日

夜は暑く途中で着てるものを脱いだが、5時頃寒くなって1階に下りると、ガスが消えているではないか。又マイナスの小屋、急いで灯油を補充。そうこうするうち皆が起きてきて、朝食の支度。外気温はマイナス13,5度。

今日は好い天気だ、8時過ぎから戸締りをし行ける所まで行く予定でラッセルが始まる。スキー板がよく潜るので滑れるか不安だ、皆初めての経験。交互にラッセル、やはりこのメンバーで一番元気なのがisorokuさんだ、どんどん進んでいく。Tankuroさんのテレマークのビンデングは踵上げが着いてなく急斜面は難しい。

「谷筋は雪崩の恐れあり」と管理人の注意もあり、尾根筋を天狗原のほうに向かっていくも、なかなか進まない。やがて後方から4人グループの若い人たちが追いついてきた。「ラッセルありがとう」との言葉を貰いラッセルを交代する。彼らはやはり早い、やはり幅広のスキー板だ。我々が滑って降りるのにどのくらい時間がかかるか判らないので、10:20標高1960m辺りから引き返すことにする。今日は天気がいいので白馬乗鞍から鹿島槍までよく見える。

それにしても傾斜がゆるいとぜんぜん滑らず、もたもた滑ってたら、どんどん登ってくる人と会う。何とかスキー場の端にたどり着く、スキー場もここら辺は新雪、曲がる練習しながら滑り開脚投降でひと登りするとゴンドラ駅に着く。ここからはスキー場なので問題なく滑れるが、ラッセルで足が疲れたのか下に着く頃には膝がガクガクだった。予定通り13時までに着けて良かった。帰りは「十郎の湯」で汗を流し、高速も順調に帰着した。

この時期の雪は我々の持ってるスキー板では上手く滑れない(技術が未熟と言うことも有るかもしれないが)やはり幅広のスキー板が必要だと言うことがわかった。でも楽しく雪山に行けたからよかった。


メラピークKOBE(兵庫県労山に所属する神戸の山岳会)

阿弥陀南稜報告 石尊稜・赤岳主稜登攀報告

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