▲テント場
▲大きな岩でふさがれた滑
▲四つんばい
台風の影響で予定を1日短縮、心配した水量も読みどおりそれほど多くなく充分楽しめた山行でした。
12日(晴)ここの猿はビニール袋を見ると食料だと思って、テントのジッパーをあけて侵入するとの事がHPで書かれていた。北の国ホテルでビールを購入、猿には充分注意するようにとのことだった。テント場は一人300円渓谷横の落ち着いた場所である。今日は我々一張りのみ少し寂しい。しかし虫もいないしなかなか快適である。(ホテルは満室だそうである)前夜雨で木は湿っているが何とか焚き火も起きた。やはり炎の雰囲気は良い、焚き火を囲んでゆったりとした時間を過ごす。
▲入渓点
▲雪輪の滝
13日(晴)テントを撤収し、万年橋ふもとで届出用紙に記入し入山。出合の滝近くから入渓、水も冷たくない。
しばらくなめを歩くとやがて大きな岩が出てくる。乗り越すのが大変なので、少し進んでから脇に設置されてる遊歩道に逃げる。
右岸から結構急勾配ではあるが「雪輪の滝」が現れる。ここから再度入系し、チャゲ、Tankuroは一歩ずつ確認しながら時には四つんばいになりながらこの滝を登りきる。登りきるとゆるいなめに代わる。ドラ猫メリーは滑りそうだからと遊歩道を通りこの勾配のゆるくなったところから合流。しばらくゆるいなめが続くが又急なところが出てくる。ここは岸の木の枝をつかんだり、コケの上を歩いたりして何とか3人とも乗り越える。
やがて地図にない二俣が出てきて、右の進むと又二俣が出てきた。地図や磁石で確認、水量の多い方は方向が違うようであったので、引き返し、トラバースして最初の二俣を左にとる。 これが間違っていた。沢を上ると登山道に合流「大ーの滝」へ向かう。(最初の滝の方向でよかったんだと気づく)左岸に木で作ったはしごが作ってありこれを登ると「大ーの滝」に出た。さらに左岸を高巻き滝之上からは又なめ滝が続いている。
▲沢下り中 ▲上から見ると・・・
やがてなめも無なり普通の沢を水心を拾いながら進むもやがて水量も乏しくなり、源流かなと思われる辺りから、ブナやヒノキの樹林を登っていく、最後は急登となり木々をつかみながら…やっと白崖への登山道に飛び出し、鹿よけネットで囲まれた三本杭山頂は木もない広々とした禿山であった。
▲三本杭
▲熊野コルへの稜線
熊野コルまで進み、本流である奥千畳へと向けて二ノ俣沿いの登山道を下る。なめが出る辺りから入渓しようと思ったが、怖がる人がいたので標高720m辺りから入渓する。緩やかな沢でも下りも慎重に足を運ぶ。やがてただっ広い奥千畳に合流。しばらく本流を下っていたが下りのときスパッツをつけていたのでか、非常に足が疲れてきた。 時間的な事もあるので遊歩道に上がり靴を履き替えてくだる。締め付けるものがないのでずいぶん楽である。ここからしばらくすると渕やら沢山出てきた。千疊敷も奥千畳よりも広い大きな岩であった。この辺りから、人も見え出し、雪輪の滝ではライフジャケットにヘルメットで滝下りを楽しんでいたり水着で楽しむ親子ずれなど沢山の人がいた。
万年橋で届けを取り出し、北の国ぽっぽ温泉に向かう。入浴を済ませスッキリしたところで今日の宿である「四万十ひろば」に向かう。近くのスーパーで買い物をし河原の芝生にテントを設営。ここはカヌーやらカヤックなど川で遊ぶ家族づれが多い。夜遅くまでうるさかった。
それにしてもここは暑い、芝生の上で食事をしていたらぽつぽつ雨が落ちだしてきた。テントの中に逃げても暑くてたまらない、ツエルトタープを設営し食事を終えたがこの暑さはたまらない。車の避暑地に逃げ出すこと2回。今度はもう少し標高の高いところをテンバに探そう。
14日(くもり)4時半起床、渋滞を避け早めに帰途に着く。高知を回りもくろみどうり渋滞に巻き込まれずに帰れた。
感想
ドラ猫メリー : 滑床は水が綺麗と思っていたがイメージと一寸違っていた。赤木沢には負けてる。水の流れが速かった。滑るのではと登るのに緊張し、ついつい縁に逃げた。滑は大きく広かった。最後のつめは大変だったが堪能した。
Tankuro : なめを歩くのは楽しく面白かった。全部歩いてみたかったが残念でした。夏は沢にかぎる。
チャゲ : 当初ツエルト泊でのんびりあちこちのル−トを計画したけど台風の影響もあり日程を短縮したせいでノーマルなところしか行けなかった。谷を間違えた、読図はまだまだですなー。今日はしんどかったが、予定のルートに行けてよかった。