白山   (フィル)


K原

Y田

フィル
■日 程 : 2010年8月7日(土)発〜9日(月)

■山 域 : 白山

■目 的 : ピークハント

■参加者 : L=Y田、K原、フィル

■行動記録:

8/7 10:45 京橋PA発〜16:45市ノ瀬野営場着 テント設営

8/8 5:00起床〜7:15発バスにて移動〜7:40別当出合着〜7:45砂防新道〜8:27中飯場〜9:22別当覗〜10:53甚之助避難小屋〜12:10観光新道分岐(黒ボコ岩)〜12:40室堂着  13:05室堂発〜13:50御前峰着〜14:27室堂 室堂泊

8/9 5:00起床〜6:55室堂発〜8:05エコーライン分岐〜9:20南竜道分岐〜10:30甚之助小屋〜昼食〜11:50別当出合着〜12:15発バス〜12:30市ノ瀬野営場着〜18:00京橋PA着





8/7 Y田さんは岡山、K原さんは高松から、私は京橋のPAで合流して市ノ瀬野営場へ。

16:45に到着。あと15分で事務所が閉まるところだった。どこでもテントを張ってよいと言うので、炊事場のそばにテント設営。Y田さん持参のテントはかなりの年代物。3人が寝るのには狭いような…。不安を感じる。雨が降ったら大変かも。

夕食は簡易食材とフルーツで簡単に済ませる。19:30位にヘッドランプを手に辺りを散策。夜空には夏の星がきれいに輝いていた。21:00就寝。

▲可愛い花が出迎えてくれる

8/8 5:00起床。やはりテントは3人では窮屈で、おまけにW氏のいびきであまり眠れなかった。耳栓欲しかったかも…。自分のテントが欲しいかも…と色々考えてしまった。

簡単に朝食を済ませ、7:15発の別当出合行きのバスに乗る。本当はその前のバスに乗りたかったのだが、あまりにも人が多く、乗ることができなかった。今日も人は多いようだ。

7:40別当出合着。「ほな、行こか。」の声でスタート。7:42砂防新道から山頂目指して歩き出す。

朝食の時は雨が降りそうだったが、曇りになったので、そんなに暑くもない。登山道は早くも渋滞気味。ゆっくり進むので楽に歩ける。

黙々と歩き、中飯場へ。多くの人がここで一休み。まだ景色はそれほど良くない。5分ほどの休憩の後、甚之助避難小屋へ。ハイドレーションの出がいまいちで何度か休憩を入れてもらってチューブを確認する。今日のザックは7kgだ。歩き始めは重さが気になって足を取られそうになったが、慣れてくると重さはあまり気にならなくなっていた。

甚之助避難小屋を出てからしばらくすると、風が出てきて、気持が良い。

K原さんは背が高いからか、それとも帽子のつばで前が見えないからか、木に頭を何度もぶつけていた。私は前を歩くY田さんのザックにつけている、ストックが顔を直撃する。痛いっ!そのつけ方はおかしい…。その後、Y田さんはストックを別の場所につけかえたが、今度はK原さんの顔にストックが…。Y田さんが振り返るたびにびくびくする。

高度があがるにつれて、高山植物が顔を見せ始める。一気にテンションが上がる。それからは写真を撮りながらゆっくりと進んで行くので、予定より遅くなってきた。

風はだんだん強くなってきたが、まだ防寒着を着るほどではない。

急登がある黒ボコ岩のところは相変わらず渋滞が続いていたので、あまりしんどく感じなかった。私達のペースは決して速くはないが、後ろからくる人に「お先にどうぞ」というと必ず「いえいえ、私達もゆっくりしか行けないので」と返事が返ってくる。

▲号泣できなかった

長時間になると会話も少なくなり、早く着かないかなぁと地図を何度も確認。

しばらくすると雪渓が見えてくる。木道を歩くとそれまでの疲れが激減♪景色がいいねー!12:40室堂着。

少し前からガスが出てきた。チェックインを済ませて、部屋に案内され、休憩を入れた後、13:05御前峰に向けて出発。風は相変わらず強くなっていき、帽子が吹き飛ばされそうになるので、ザックにしまい、先を進む。13:50御前峰到着。念願の頂上に立ったらきっと号泣するから!と宣言していた私だったが、風が凄い!
強いというか、突風?暴風?写真撮影するにも風でなかなか困難になる。

お池めぐりコースである翠ヶ池や剣ヶ峰もガスが出て見えたり見えなかったりを繰り返す。あまりにも寒くてウインドブレーカーを着ようとするが、風でなかなか着ることができなかった。写真撮影の後、とっとと退散。

室堂に降りると15:00から自然観察員によるお花のツアーが無料であると言うので参加。観察員さんの面白いトークと高山植物についての説明はとても楽しかった。しかし、天候はますます悪くなるばかりでほとんどの人が寒さでぶるぶる震える。

夕食後、消灯が20:30と聞いてそんなに早く眠れないよー!という私のために?売店でココア(約1名はお酒でしたが)を飲んで、ビジターセンターで山の話をする。隣にいた男性は30年前に来た時にはもっと花が咲いててきれいだったと語っていた。

思ったよりお花畑でなかったな。19:40布団にもぐりこんだ瞬間に眠りに落ちていた。

8/9 突然ドアを激しく開け閉めする音と廊下をドタバタと歩く音で目が覚める。時間は3:30過ぎだ。ご来光を見に行く人達が起き始めたようだ。私もご来光を見たかったが、昨夜の寒さになかなか布団から出られない。他の2人ともそんな話をしていなかったので、思いとどまる。こんな時、やっぱりテント(一人用)がいいなぁなんて思ってしまう。昨日はK原さんとやっぱり小屋がいいねー♪なんて言ってたくせに…。どっちなんだよ!と自分に突っ込みをいれながら5:00まで布団の中でうだうだする。

やっと起きだすと、何度もラジオ体操を流していたので歯磨きしながら参加する。朝露に濡れて花がとても美しい。ガスもなく、景色も格別に思う。寒さも昨夜ほどではない。6時に朝食。7時出発。今日は砂防新道からエコーラインを通って下山する。もう少し白山をゆっくり楽しみたかったかな。

花を撮影しながらのんびり歩く。南竜ヶ馬場が見えてくる。南竜道を歩いていると先を行くY田さんの足元がふらついている。大丈夫なのかな、と思っていたら、自分が転倒!

幸い左ひじを軽くすりむいただけだったが、左側は谷になっていたので、とても危なかった。注意を怠ったことを深く反省する。

しばらく進むとすぐ後ろを歩いていたご夫婦の奥様が転倒。左手首を負傷したらしい。ご本人は「折れたかも」と言ってたのでかなり痛かったことがわかる。中飯場の手前にある湧水で休憩。奥様も冷たい水で冷やしていたが、私より先に出発する。

11時位に、室堂でお願いしていたお弁当を山道で食べる。歩き出すともうそこは吊り橋だった。

こうして2008年から行きたかった白山の山行は終わった。山頂にたどり着けたが、ご来光とお池めぐりをできなかったので、もう1度来てみたいなと思った。


メラピークKOBE(兵庫県労山に所属する神戸の山岳会)

剱岳 四万十川源流の沢 滑床渓谷沢登り
つづく「なめ」に感動

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