1月8日
じゅんが徳島から帰宅後参加なので集合時間を遅めにする。高速道路は渋滞することなく駒ヶ岳SAに到着する。車中泊で朝を迎える。SAで朝食、お湯を調達し、菅の台バスセンターへ移動する。SAから近いので便利だ。バスチケット待ちで並ぶ。臨時バスが出て、2台目に乗ることができた。ザックを前に抱えての乗車でしんどかった。
▲千畳敷にて
ロープウェイで千畳敷に着くと素晴らしい景色が広がっていました。目の前の宝剣岳だけでなく、振り返ると南アルプスも一望できました。木曽駒方面には長蛇の列、一方極楽平方面は誰もいない。極楽平までの登りに思ったより時間がかかりました。トレースがなく、ルートをどうとるか考えながら登れてよかったです。またラッセルも楽しめました。
▲極楽平への登り
▲極楽平への登り
極楽平では強風の中でのテント設営ができました。テントの西側に風よけブロックを積み上げました。じゅんさんはブロック積みがうまいです。このブロックが大活躍。ただ夜中にこのブロックが風で倒れてからはテントが揺れて大変でした。
▲極楽平から望む南アルプス
▲極楽平から望む御嶽山
テント設営に時間がかかりこの日の宝剣岳は断念。
1月9日
テントをたたく強風に負け下山を決定。極楽平周辺で強風の中アイゼンワークを考えましたが、安全地帯に逃げたくてテント撤収後下山とする。テント撤収を心配したが無事にできた。
千畳敷までのトレースは消えている。トラバースに気を使いながら急いで下る。急いだのもあるが20分ほどで降りてしまう。こちらに来るとあの風は何だったのかという感じの穏やかな快晴。
このまま降りるのももったいないので、雪上トレをする。(サギダル尾根の下部)
アイゼンワーク:直登下降、斜登下降。アイスバーンがないのでいい練習にはならない。
滑落停止:新雪のため滑らない。勝手に止まる。転んだと想定し、労山方式での滑落停止の形を確認する。勝手に止まるので形の練習には逆によかった。
▲滑落停止
雪洞:やったことがないというので実際に掘ってみる。サギダル尾根の北側、風下側に掘る。両サイドから掘り進める。中で座る広さまでできた。意外とうまくできた。泊経験する機会を設けたい。
▲雪洞
帰りの時間を考慮し、昼の便で降りる。ロープウェイ、バスとも空いておりのんびりできた。駐車場で荷物整理、温泉でゆっくりし、ソースカツ丼を食べて、今回の山行終了。
次回に向けて
宝剣岳:極楽平から頂上までは意外と遠い。時間に余裕を見て行動する。滑落の危険があるルートなので、安定した歩行、風対策もして不安要素をなくして取付く。サギダル尾根からも登ってみたい。
三ノ沢岳:かっこいい山。極楽平から意外と遠いなと感じた。
▲三ノ沢岳
テント場:極楽平は風が強いのでブロックが有効。スノーソー大活躍。雪がなければもっと苦労。ブロックの積み方も考える。ブロック自体の高さを低くする。今回はブロックを切った場所とテント設営場所が違った。ブロックを切った場所にテントを設営するほうが効率的。千畳敷側に少し降りた岩場に平坦な場所あり。
▲テント場
▲テント場
トイレ:ブロックを切った場所にトイレを設営。今回はいつもよりトイレに行く回数が多かったので風よけがあり助かった。
もう少し早い時期に、雪上トレを兼ねて取り組みたい。
■ ヒヤリハット
高山病:ロープウェイで千畳敷に一気に高度を上げるので注意。千畳敷に着いてからはすぐに出発せず、しばらく高度に慣れてから行動する。夏山から継続して3000m登っていれば高山病になりにくい。
▲ロープウェイ
テントポール:テントポールのゴムが伸びて、ポールのセッティングに苦労。2本とも。1本はゴムを切って結びなおす。もう1本は補修用ポールを継ぎ足して対応する。山行前に確認する。
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