▲届かなかった霞沢岳
心配していた天気ですが、荒れることはなく、むしろよかったです。下山中には快晴になりました。北アルプスの強風の洗礼も受けず、気温もそれほど下がらず寒くもなかったです。
9日までの雪のおかげで、今回雪山を楽しめました。 今回は様々な好条件がありましたがピークに届きませんでした。
・前日は坂巻温泉でゆっくり仮眠
・9日までの大雪も信州大学の学生のラッセル泥棒 思い通りにはいかないこともありましたが、来てよかった。登れてよかった。
・テント場ではココアを飲めず(食担の私がコーヒー類を忘れる失態)
・下山後の坂巻温泉はお預け(少しでも早く帰りたいので)
出発前は弱気の虫が出て、天気が悪いから、緊急事態宣言が出そうやからと、山行を止めようかとも迷いましたが、20年ぶりに冬の北アルプスに登れてよかった。続けていきます。
▲穂高連峰
▲乗鞍岳
1月9日(土) 東海北陸自動車道が白鳥~荘川が大雪により通行止め。国道41号線で高山へ向かいました。それでも22時40分には坂巻温泉に到着。
1月10日(日)くもり弱風視界は雲に覆われ不明瞭 午後から晴れ間も同時に小雪
先行者なく、砂防事務所の看板からラッセル。最初の尾根に登るまでの背丈のラッセルに苦労。尾根に登った所で信州大学の学生4人組がやってきてラッセル交代。この後結局ラッセルを一回しか交代できず、ラッセル泥棒となる。
1950m弱でテント設営。
▲テント場
1月11日(月・祝)夜半強風と雪 5cm~10cmほど積もる。曇りのち晴れ無風 下山中には快晴に
3時起きも風がきつく4時まで待機。6時出発。前日の学生のトレースが消えている。途中から本日朝の学生のトレースが出てくる。核心の岩稜で学生に追いつく。我々はロープを出さずに登る。学生はロープを出しており、学生が登った後で、スタンスも明瞭と判断したが、思ったより悪く出すべきであった。ここで景色を堪能。下の方は雲が沸き起こり絶景とはいかないが、穂高、焼岳の稜線を満喫。時間切れと判断し懸垂下降。懸垂下降支点までの3mほどの下りを念のためロープで確保する。残置支点があり、風もなくロープが流されることもなく、問題なく降りる。回収もOK。30mロープなので15m懸垂下降し、後はバックステップ。懸垂下降した所に立木があり、セルフも取れて回収もOK。50mロープならもう少し安定した所まで降りれるが30mで十分。今回のロープはシングルで重たくなってしまったが、ロープが流れすぎないので安心感はあった。
テント場に着くと晴れ間が広がっていく。下山中には正面に焼岳が輝いていました。
▲核心手前稜線
▲核心をバックに