▲赤岳から見た富士山
12/28(月)雨 赤岳山荘~赤岳鉱泉
6時半に宝塚駅で待ち合わせ。雨が降っている。この雨は降り続いて諏訪ICの手前まで降っていた。美濃戸の駐車場は車が少なめ。ここからジョニーの4駆で赤岳山荘までひと走り。支度をしているときは全く寒さを感じなかった。ここから赤岳鉱泉までは汗をかかないようにゆっくり歩く。赤岳鉱泉に到着すると去年と比べてテントの数が半分ぐらいだった。のんびりテントの設営をして、夕食をとる。キムチ鍋だ。餃子入りでしめは雑炊である。おいしい。自分はソロの時は軽量化を優先して軽く(適当?)に済ますとジョニーに言った。
食後に明日の行程について話す。事前にチェックした12/27発表のヤマテンの暴風に関する警戒情報「29日(火)は、天気は良いものの、森林限界より上部で西風が非常に強まり、午後からは暴風となる恐れがあります。30日(水)は冬型が強まっていき、日本海に谷が形成される影響もあって、森林限界より上部では西風が非常に強まり、稜線では暴風となる見込みです。特に、富士山上部では平均35m/sを超える猛烈な暴風となる恐れがあります。午後は、富士山を除いて降雪を伴い、暴風雪の大荒れの天気となっていく見込みです。」となっている。状況判断せずに簡単に止める選択肢は無い。最終は赤岳山頂で縦走するか引き返すか決める。特に午後から荒れる予報になっているので、12時までに硫黄岳に到着するように、5時スタートとし、順調にいけば下山することにした。19時に就寝したが夜中に頭痛で目が覚めた。高度障害なのか、すごく息苦しくて深呼吸を繰り返した。翌朝、ジョニーに頭痛がすることを伝えると昨日の日本酒じゃないのと言われた。
▲横岳へ向かう
▲横岳山頂
12/29(火)晴 赤岳鉱泉~赤岳~硫黄岳~赤岳鉱泉~赤岳山荘
5時ちょうどに赤岳鉱泉をスタート。無風で寒さは感じない。稜線に出てから体が重く、息が切れた。明らかにいつもより調子が悪い。ただ、山頂にはいいペースで到着した。ジョニーにダブルロープを背負ってもらった。快晴で眺望が楽しめた。特に富士山が素晴らしかった。横岳へ向かうが岩稜帯に雪が少なくて歩きにくい。横岳からの細いリッジの下降を慎重にこなし、台座の頭に着く。ここからの下りで風が強くなる。耐風姿勢をとるほどではないが西風が強くて体が押されるため姿勢を下げて何度か立ち止まる。硫黄岳山荘で休んで態勢を整えた。ジョニーにはここは大ダルミと言って特に風が強いところで、硫黄岳まで強風の中、地味な登りをがまんしたら風が弱まると伝えた。特に問題なく予定の時間で硫黄岳に到着できた。赤岳鉱泉には12時半に着いた。ジョニーからはテントで少し休んだらと言われたが、アイゼンを外してテントに入るのもおっくうだった。テントの撤収はお願いした。アイスクライミングをみて30分休むと楽になったので、そのまま下山した。赤岳山荘に着くと体調は元に戻っていた。
▲赤岳横岳縦走
▲硫黄岳山頂