野谷荘司山 (報告/アムロ)



■日 程 : 2016年2月8日(月)

■場 所 : 岐阜県 白川郷野谷荘司山

■目 的 : 山スキー

■参加者 :

F
(リーダー)

K

アムロ
■行動記録

8時トヨタ自然学校駐車場よりハイクアップ開始。
12時20分昼食
12時50分ピットチェック
13時滑走開始
14時30分トヨタ自然学校駐車場





スキーを始めて4年、今年は山スキーデビューしようと昨年梅雨ころから準備していた。1月中旬に野沢温泉でガイドによる山スキーを申し込んだけど、近年稀に見る雪不足で中止となった。地元でも氷ノ山には雪がまともに積もっておらず、ヤブが消えていない・・・ちくさ高原でスキーハイキングなど、いつでも山スキーできるように準備していたところ、愛知のFさんから玉砕覚悟でいいなら白川郷で滑らないかとお誘いが!!

世界遺産で有名な白川郷、山スキーでも近年大人気の山だ。理由はpatagoniaのビデオ



通常、山スキーのビデオでは撮影場所をはっきりと示さないことが多い。しかし、patagoniaのビデオでははっきり白川郷と記されているのでその上質な雪が世界中に知られてしまい、昨今では土日などはスキーヤーやボーダーで大渋滞らしい

一人長距離ドライブで深夜に道の駅白川郷に到着。450kmを一人で運転するのはしんどかった・・

車中で一泊を過ごす。さすがに寒く、時々目が覚める。朝起きるとコンタクトを保存しているケースの液が凍っていた・・

FさんとKさんと無事合流し、トヨタ自然学校の駐車場に車を駐め準備する。スキーシールを貼るのが意外と難しい。事前に千種で練習していたが、何度かやり直す。スキートップからシールを貼っていくんやけど、ほんの少しのズレているとシールがスキーエッジをはみ出してしまう。お二人を待たせてしまい申し訳ない・・・  なんとか準備しハイクアップ開始。
すでにラッセルの後があり、緩斜面ではらくらく歩行できる。俗にいう高速道路だ。しかし、斜度が急になってくると先行者の歩行の跡が固く凍ってシールが滑る。かかとに重心を置くようにして登るようにFさんに助言をもらうが、どうしてもつま先に荷重がかかってしまう。結果板を下に押し出してしまう形になりスリップの連続。方向転換の時などはずりずりと滑り落ちてしまう。加えて、気温が低いためか鼻水が出て呼吸が苦しくすぐに息が上がる。度々スリップするので体力がどんどん失われていった。完全に経験不足だ。FさんKさんは我慢強く待ってくれている。ほんま申し訳ない・・・

スキークトーがないので凍っているところなどはスキーを外してツボ足で登る。ラッセルされた跡はカチコチだが、少し外れると膝まで埋まったりして四苦八苦。Fさんがどんなシチュエーションでも楽しんで!!といってくれる。これも経験だ。

途中、スプリットボード(板中央で分割でき、スキー同様シールでハイクアップし、滑走時は合体させるスノーボード)の青年と情報交換。何日か前に少し雨が降り、上の方は雪が固く滑っても面白く無いかもと。そこから見える斜面の一部にはクラックが走っている・・・

なんとか4時間半ほどハイクアップしたところでこのまま頂上を目指すか、良いポイントでドロップするかFさんとKさんが相談、雪の状態と私の体力を考慮し、山頂は目指さず滑走することになった。時間もちょうどいいので昼ごはん。この時期には珍しいほどの快晴でアルプスもよく見える。
美味しいコーヒーも頂いていよいよ滑走の準備。ちょっとビビるほどの急斜面でピットチェック。足場を固めながら少しずつ斜面を降り、雪を切り出す。ある意味ここが今回の核心だった。  雪崩の心配はないことを確認してからお待ちかねの滑走開始。まずはリーダーのFさんがドロップ。さすがかっこよく滑っていった。



次は私の番。斜度は約40度。スキーをしたことのある人はわかると思うが、40度は結構急だ。ビビりながらなんとかFさんの元まで滑る。Kさんもさっそうと降りてきた。さらさらのパウダーで最高に気持ちいい!

次はツリーランが待ち構えていた。雪が少なく地形がそのまま残っているのと、次から次への現れる木を避けながら滑るのが難しい。ついつい木を見てしまい、吸い寄せられるように木とぶつかることもあった。
いやはや難しい。しかし、このために購入した板は浮力がありスピードも出しやすく、技術さえあれば楽しめそうだ。

斜度の少ないところではスピードを出すのが難しい。FさんやKさんの滑りはとても参考になる。



そんな楽しい時間もあっという間に過ぎ、後半はヤブヤブ・・・足元だけでなく頭上も小枝がある。ハイクアップで使いきった脚力がいよいよもたなくなってくる。ちょっとしたことで転倒しますます体力を失う悪循環。
FさんとKさんを待たせに待たせなんとか出発地点に戻る。

課題の多い山行だったが、とにかく楽しかった。FさんKさん、ありがとうございました。また一緒に滑りましょう。よろしくお願いします。

あ、観光地のガソリンは高かった・・・

メラピークKOBE(兵庫県労山に所属する神戸の山岳会)

日和佐フリークライミング 初級クライミング雪彦山

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