前日の雨もやみ肌寒い曇り空ではあるが、道中での霧雨も坂下に着く頃には止む。先客の車3台ほど置いている。材木置き場先のひろばに車を止め入渓の準備をする。安曇川も昨日の雨の影響も余りなく楽に渡渉できた。ほど良い水が流れ出るへく谷入り口で「遡行図記入」と講師の声、皆忘れてた感じだったが遡行図・時間を描く。
沢に入ったとたん転んで濡れた人もいたと後で聞いた。この沢は細いし木が生い茂って少し暗い、快適とはいえない。入ったとたん身体をくねらせる動物も居る。水は思ったより冷たくなく、最初の内は順調に進む。講師から要所要所「遡行図タイム」と声がかかる。皆思い出した様に記入する。
やがて大きな岩が出はじめお助けロープ等で登る。さらに進むと、大きな滝はロープで確保一人ずつ登り人数が多いから時間がかかる。シャワークライムしたりボトボトになる。遡行図用紙も濡れてしまって想う様に書けなくなった。そのうち手強そうな滝も出てきて、高巻きするが足元が滑るので時間が掛かる。ロープを出して沢まで下る。途中10人が座れる位の処で12時前に食事タイム。沢ではなかなか想うような処で休憩は出来ない。休憩中も「ヒル」がでる。私も2匹目の「ヤツ」が足にへばりついた。
その後も何度かロープを出したり、高巻きをしたりして、作業道のあるところに着く、この先は大きな滝もない。講師に「どうしますか」と聞かれたので、もう14時回っているし下山に2時間はかかるだろうと判断し、ここから下山する事にした。
この作業道が又大変で、ふみ跡があったりなかったりする程度の道で、右側は高度のある傾斜、転べば怪我ではすまない…おまけに滑る箇所もあり、GPSで見ると上には登山道があるがなかなか登れそうなところがない。しばらく作業道をトラバースで下降気味に進むが、いつまでも登山道と平行に降りていくので、途中登りやすそうな尾根があり、そこから登山道を目指して高度200mほど登る。
登山道へ出て靴を履き替える。登山道も倒木が有ったりしたが、やはり歩きやすく目標の16時過ぎに無事下坂へ下山。とたんにチクとしてズボンをあげると「ヤツ」が咬んでた。mahoさんに塩をかけてもらい退治。
帰りは比良トピア温泉に寄り道しスッキリして帰途に着いた。
家に帰ってから畳の上に「ヤツ」が居たのにはびっくりした。虫に好かれるのは嫌だ・・・