沢登り教室 第1回実技 比良 へく谷  (報告/チャゲ)


■日 程 : 2012年6月10日(日)

■山 域 : 比良 へく谷

■参加者 :

チャゲ

S水

Tankuro

ドラ猫メリー

ちびサンボ

K納(講師)

maho

他、3名(神戸中央)
■行 動 :

阪神西宮7:00出発、8:40?下坂着…安曇川入渓9:00…9:05へく谷入渓…11:45標高590m辺りで食事…14:05作業道…16:10頃下坂下に下山


6月2日。会始まって以来の外部講師、K納さんをお招きして「沢登り教室」座学を行った。 参加者は、沢登りに行かない人も含めてメラピークKOBEから14名と、神戸中央から4名で19名の出席でした。 「沢登りとはどんなものか」との話から、「歴史」「装備」の説明を受けました。 沢では岩登りのような確保は出来ない。 沢は自然の力で、絶えず動いて状況が変わっている。状況を見て登る。 雨の降り方に注意し、ゴミがどこまで上に付いてるか観察し、何かあればその上まで避難しなければならない。 動物に注意(蛇、ハチ、ヒル、ブヨ、ヌカカ、ダニなどなど)自分のルートは自分で選んで登る楽しみがある。 遡行図を描いて、地形図を見て自分が今どこに居るかを考える。 等などの説明を受けました。 最後に、遡行図の描き方を練習し座学を終わりましたが、参加者からは「大変勉強になった」との声も頂きました。そして6月10日は沢登教室の実技となりました。





前日の雨もやみ肌寒い曇り空ではあるが、道中での霧雨も坂下に着く頃には止む。先客の車3台ほど置いている。材木置き場先のひろばに車を止め入渓の準備をする。安曇川も昨日の雨の影響も余りなく楽に渡渉できた。ほど良い水が流れ出るへく谷入り口で「遡行図記入」と講師の声、皆忘れてた感じだったが遡行図・時間を描く。
沢に入ったとたん転んで濡れた人もいたと後で聞いた。この沢は細いし木が生い茂って少し暗い、快適とはいえない。入ったとたん身体をくねらせる動物も居る。水は思ったより冷たくなく、最初の内は順調に進む。講師から要所要所「遡行図タイム」と声がかかる。皆思い出した様に記入する。



やがて大きな岩が出はじめお助けロープ等で登る。さらに進むと、大きな滝はロープで確保一人ずつ登り人数が多いから時間がかかる。シャワークライムしたりボトボトになる。遡行図用紙も濡れてしまって想う様に書けなくなった。そのうち手強そうな滝も出てきて、高巻きするが足元が滑るので時間が掛かる。ロープを出して沢まで下る。途中10人が座れる位の処で12時前に食事タイム。沢ではなかなか想うような処で休憩は出来ない。休憩中も「ヒル」がでる。私も2匹目の「ヤツ」が足にへばりついた。 


その後も何度かロープを出したり、高巻きをしたりして、作業道のあるところに着く、この先は大きな滝もない。講師に「どうしますか」と聞かれたので、もう14時回っているし下山に2時間はかかるだろうと判断し、ここから下山する事にした。

この作業道が又大変で、ふみ跡があったりなかったりする程度の道で、右側は高度のある傾斜、転べば怪我ではすまない…おまけに滑る箇所もあり、GPSで見ると上には登山道があるがなかなか登れそうなところがない。しばらく作業道をトラバースで下降気味に進むが、いつまでも登山道と平行に降りていくので、途中登りやすそうな尾根があり、そこから登山道を目指して高度200mほど登る。

登山道へ出て靴を履き替える。登山道も倒木が有ったりしたが、やはり歩きやすく目標の16時過ぎに無事下坂へ下山。とたんにチクとしてズボンをあげると「ヤツ」が咬んでた。mahoさんに塩をかけてもらい退治。

帰りは比良トピア温泉に寄り道しスッキリして帰途に着いた。

家に帰ってから畳の上に「ヤツ」が居たのにはびっくりした。虫に好かれるのは嫌だ・・・





メラピークKOBE(兵庫県労山に所属する神戸の山岳会)

大台ヶ原、
サマーコレクション登攀報告
小川山クライミング報告

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