八ヶ岳アイス&赤岳ピストンの報告   (mariko)


なおみ

塩ちゃん

○玉

ココノール

mariko

■日 程 : 2011年2月23日(水)夕方発〜25日(金)

■山 域 : 南八ヶ岳

■目 的 : アイスクライミング&赤岳ピストン

■参加者 : L=mariko(医)、○玉(装)、なおみ(会)、ココノール(気)、塩ちゃん(カメラ)

■行動記録 :

2/23(水) 17:30JR西宮発 21:00駒ヶ根SA着 

2/24(木) 曇り時々晴れ後雪 05:30起床 07:40美濃戸口発【赤岳パーティー 10:40赤岳鉱泉着 11:45赤岳鉱泉発 14:15赤岳 16:00赤岳鉱泉着】【アイスパーティー11:00赤岳鉱泉着 12:30〜15:30アイスクライミング 16:00〜17:00アイスクライミング】 18:00夕食 21:00就寝

2/25(金) 曇り後雪 06:00起床 06:30朝食 07:30〜10:30アイスクライミング 11:00赤岳鉱泉発 13:15美濃戸口着 13:40〜14:30入浴



▲2011.2.25 のアイスキャンディー

当初、初級雪山の前の17、18で大山へ行く予定だったが、marikoは日程が合わないため、○玉に頼んで、折角だからちびサンボを誘い、日程調整してこの日程で大山へ行くことにした。

今年の大山は異常な雪の降り方で行けるのかなあ、と思っていた。現地に確認したが目的の弥山尾根は登れる状況ではなかった。雪庇が張り出し亀裂が入っているし、いつも恐る恐るトラヴァースする弥山沢も積雪が多くまだ雪崩ていないという。せめて元谷で雪上技術トレでも、と思ったがそれも危なそう。ギリギリまで待つことも考えたが、面倒なので10日ほど前には大山は諦めて八ヶ岳のアイスへ変更した。

16日夕方に打合せを行うことにしていたが、なんと!その日のクライミングでちびサンボが右足首を捻挫してしまった。1週間で治るのかなあ、、、。本人は行く気満々なので任務分担も行なったのだが、、、。打合せでココノールが赤岳へ行きたいというので、なおみも一緒に行くことになった。今回は贅沢にもテント泊は止めて小屋泊にした。平日で空いているだろうし、アイスは荷物が多くなるし、濡れて乾かないと嫌だし、、、。だんだん軟弱になる。ちびサンボの捻挫はそう簡単には治らず不参加となった。私も残念。5名全員リタイア組みなので17:30に集合だ。途中で夕食を摂り駒ヶ根SAで仮眠。


2/24

お天気が悪い。道中雨が降る。なんで、、、。こんなはずじゃなかった。山は雨と言うことはないだろうけど、、、。美濃戸口で装備を整える。雨は降っていない。小屋泊なのに何故かあんまり軽くない。赤岳ピストンのココノール、なおみは先行する。暖かい日も多かったので道が凍っていないか心配だが、一昨年の南沢みたいではなかった。急な斜面が堅くなっている程度。

▲1本目                        ▲コンペルート

小屋に着くとココノール達は昼ごはんを食べているところだった。大部屋に荷物を置きに行くが暖房が入っていなくて寒い。部屋には埼玉の親子がいた。レーションを食べて装備をつけてアイスキャンデーで登る。登録しなくてはならない。登録料が1000円になっている。3人とも3年振り。今年のアイスキャンディーは氷がしっかり着いている。他には3パーティー。ここはトップロープでしか登れない。○玉がセットに上る。1本目、支点の左側のザイルで登る。久し振りで○玉も調子が出ない。marikoは何故か手足が対角線にならない。左足で立ち込みたい時左手で引きつけてしまう。身体が開きそうになるので当然のことながら腕の力がいる。なかなか理論通りにならない。3年前の最後のアイスの時にはやっと分かりかけていたのに。又又、頭で考えないといけない。相変わらず左手のアックスは全然決らない。穴ぼこに引っ掛ける。

2本目は右側のザイルで登る。ところが○玉が途中で簡単に諦めた。塩ちゃんも同様。marikoも登ってみて分かった。被ってる。無理。

3本目はちょっと左を登る。○玉、marikoはアイス用の縦爪アイゼンだが、塩ちゃんはアイス用じゃないので、爪がかからない所がある。marikoは○玉に腕がずっと曲がっていると言われて初めて腕を伸ばすことに気付く始末。休憩をすることも思い出したが、もう手遅れ。テンション!と言うと、もうしとる、と○玉。テンションし続けてやっと登る。これを登ったと言うのだろうか?

▲赤岳ピストンを終えて

ココノールとの無線交信が16:00なので、交信ついでに側の小屋で休憩する。もうすぐ16:00という時にココノールが帰って来た。間に合うように急いできたそうだ。二人は休憩。私達は夕食までもう少し登ることにする。

4本目は支点を付け替える。左側へ寄せる。階段状で一見簡単そうだが、、、。下部はハングしてるので、右側から登らないと行けない。○玉は調子が出てきて軽く登る。塩ちゃんも順調。marikoは左に寄り過ぎてハングの下に来てしまって右へ移動。5本目、○玉はコンペのルートにトライ。赤丸のところが手足限定だそうだ。さっき隣で登っている人がいた。変わった登り方をしているなあ、、と思って見ていたのだが、そういうルートだったんだ。1本のバイルに両手でぶら下がったり、バイルを交差して打ち直したり。さすがの○玉も苦労している。上部へ行くにつれて丸印が遠くなってどこに足を置くの?って感じだ。ワンテンで登り切ったが、手が冷たくなって降りてきたときにはジンジンしてきたと言っていた。

まだ、夕食まで時間があるが、疲れたのでお終いにする。埼玉から来たと言うお父さんは昔神戸に住んでいたとかで、話が弾む。息子は中学3年生。何度か雪山へ行っているそうだ。夕食はステーキだ。食事中に救助隊の人達が戻ってきた。何があったのか気になるところだ。大同心で事故があったことは分かっているのだが、、、、。私達が登り始めた頃に上ってきていた。怪我人が運びこまれた様子はないし、、、。20:30まで懇談して部屋に移動した。


▲最初は緩い傾斜で

2/25

今日もお天気が悪い。雪も降り出した。アイスキャンディーが登れるのかどうか聞きに行く。土曜日にフェスティバルがあって準備すると聞いていた。しかし今日も登れるとのこと。ジョウゴ沢へ行く予定だったが、アイスキャンディーに変更。救助隊はもう食事をしている。救助活動は今日も続けるみたいだ。朝食は6:30から。ゆっくり食べる。その間に救助隊が出て行く。スケットストレッチャーを担いでいる。今日は搬出か、、、。

アイス終了後すぐに下山出来る様にパッキングしてザックを側の休憩所に置いておくことにする。ココノールは右腕の腱を傷めているとかで見学。なおみも昨日駐車場の近くで転んで肩が上らないと言っていた。今日はマシになったので登ってみることにする。1000円払って登録する。3月一杯は登れるそうだからもう1回くらいは来たいところだ。それと気になる事故だが、、、アブミに乗っていてピンが抜けたとか。骨折ですんだそうだ。

▲もう少しでゴール


今日はなおみがアイスキャンディーは初めてなので、最初は傾斜が緩いところで練習だ。ジョウゴ沢へ行くよりいいかも。2本登ってアイスキャンディーに移動。昨日4本目に登ったところだ。

塩ちゃんがお手本を示す。なおみはこんな立った氷は初めてなのでとても登れる気がしないと言うが、みんなにああだ、こうだと言われながら、登り切った。○玉がさっくり登り、なおみがもう一度登ってみる。すると今度はうそみたいに楽に登ってしまう。不思議だ。

最後に昨日最初に登ったルートに戻るが昨日と同じではない。水がまかれていて穴ぼこがなくなっている。毎日どこかのルートに水をまいて穴ぼこを修復しているようだ。12時までの予定だったが、もう充分登ったので10:30に終了とする。

ザックを持って来ていたので小屋でパッキングする。予定より1時間早い11時に下山を始める。登ってくる人とすれ違う。結構たくさんいる。道は少し雪が降ったのでツルツルではないが、時々滑りそうになる。無事美濃戸口へ到着。いつもの温泉に入る。下界のお天気はいい。山にはガスがかかっている。諏訪南SAで遅い昼食を済ませる。帰りの道中は雨が降ったり、風が強かったりでお天気が悪い。夜間割引の時間を確認して高速を出る。西宮では雨は降っていなくて助かった。ヒヤリハットはなし。



メラピークKOBE(兵庫県労山に所属する神戸の山岳会)

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