初級雪山教室実技山行1 武奈ヶ岳報告   (mariko)


○玉

ZONO

Ryuchan

なおみ

塩ちゃん

AP

mariko

Tankuro
yuka

■日 程 : 2011年1月22日(土)曇りのち雪
        2011年1月23日(日)曇り時々雪

■目 的 : 初級雪山教室実技山行1 歩行&テント生活

■山 域 : 比良山系 武奈ヶ岳

■参加者 : L=mariko SL=なおみ(装)、○玉、Ryuchan(装・記)、塩ちゃん(装)、yuka(食・医)ZONO(食・気)Tankuro(食)、AP(カメラ)

■記 録 :

1月22日(土)

比良駅電車到着 8:59 準備完了出発 9:40 イン谷口着 10:30 大山口(休憩) 11:03 カモシカ台(休憩) 12:30 北比良峠着 14:15 八雲ヶ原着 14:50 テント設営テントイン 15:50 天気図作成、夕食準備 17:00 テント内でミーティング 19:00 就寝 21:00

1月23日(日)

起床、朝食 5:00 出発 6:55 コヤマノ分岐手前ツエルトで休憩 9:00 武奈ヶ岳頂上9:35下山、ゲレンデで雪洞掘り方(訓練)10:00 八雲ヶ原着(ビーコン訓練) 10:50 テント撤収11:40 下山出発 12:20 比良駅前着 15:50 一休さんで反省会



▲やっと大山口 ここから登山が始まる

2010年に入会した新人対象の雪山教室。6回の座学、3回の六甲山でのトレーニングを行い初めての雪山山行。ベテランのおじ様達が3名参加してくれて9名になった。テント3張りになる。久し振りにダンロップゴアの出番だ。昔はこれで1週間の縦走をしたが最近は3人用で6Kgもあるのでなかなか持って行く気にならない。今回は40代の若い2人がいるパーティーに持ってもらう。ポールが多く設営が複雑なので3回張り方を練習した。今年は雪が多く例年のように雪の心配をする必要はない。16日に雪が降ったがその後は大した雪は降っていないようだ。連日の冬型がこの週末だけは緩み寒さも厳しくないようだ。新人達は冬靴やアイゼン、アウター、ピッケル、その他こまごまとした小物など雪山装備を購入した。

22日、神戸でyukaと一緒になり新快速に乗るとAPはいるが乗っているはずの塩ちゃんがいない。前から3両目を3号車と勘違いしていたとかで無事合流。毎回混んでいるレジャー号。今回は割りとすいている。最後高槻でTankuroが乗って全員集合。若いRyuchanがTankuroに席を譲る。通常は列車内で装備をつけるのだが今回は駅で行なう。比良駅は風が吹きぬけて寒い。一休さんが開いていることを確認。30分ほどかかって装備、食糧を分担し装備装着が終わった。ビーコンチェックして出発だ。2班のRyuchanがトップでずらりと並んで歩き始める。ザックはみんな結構重い。主にRyuchanがトップを歩く。トレースはしっかりある。ところどころ木を跨いだりくぐったりで疲れる。カモシカ台で休憩。北比良峠手前でRyuchanが疲れて○玉がトップを交替する。若干荷物は少ないとは言え20Kgは越えている。それでも元気だ。峠に到着。きれい!と初めて景色を見たというRyuchanが言う。峠は風が強い。早々に出発する。ここからは今までのようなトレースはないが雪はある程度締まっているので、トップが歩けば後は楽だ。トレースは池の横を巻くように付いていた。テント場に到着。1班はyukaにテント場を決めてもらう。整地をしていると2班3班も到着。気象通報ギリギリになりそうだ。ダンロップはペグを20本も張らなければならない。少し手伝う。結局本体のペグはスカートに雪を乗せることにして省略だ。水用の雪を取ってテントに入る。15日は冬型が緩み夜から弱い冬型になるはずだったのに12時に既に弱い冬型になっている。琵琶湖の西は微妙だ。高気圧は停滞している。動けば冬型は強くなる。夕食はキムチ鍋だが班毎にそれぞれに特徴があるようだ。2班とは無線で状況の確認を行なう。1班はアルコールが無いので食事は早い。雪がパラパラと降り始めたが気温が高いのでテントが濡れる。雪の中面倒だなと思いつつも折角なのでみんなで集まろうということで、ナント一番狭いダンロップに集合。しかしゴアのテントは快適。気温が高くエスパースはどちらもびしょびしょ。今日の感想と明日の打合せをする。雪は少し降っただけだ。暖かい夜だと思ったが、、、。

▲武奈ヶ岳のピークで
23日は7時出発。みんな5時くらいに起きたようだ。武奈ヶ岳に登る。元ゲレンデの手前でハンドテストを行なう。新雪が15cmほど。その下はしまり雪だ。トレースがあるが○玉がラッセル泥棒するの?と言う。ハンドテストを行なって安定していると分かったので隣にトレースをつけることにする。つぼ足の歩行訓練だ。順番にラッセルをする。深さは膝下くらい。この辺りでは視界もあり快適。一巡してワカンを付ける。遅れていた3班も到着。今度は2班がトップで歩く。樹林になるとルートが分かりにくい。目印を捜しながら歩く。時々標識もある。夏道をはずれて直登するが、、、、。ルートが分からず引き返す。トラヴァースを試みるが、やっぱり直登に戻る。すこし開けた樹林でツエルトで休憩だ。最後のピッチは3班にトップを歩いてもらう。APにトップを行ってもらうが、視界がはっきりしない中での行動を躊躇している。可能な限り自分のポジションを把握し、全体の地形を見渡し尾根筋を歩くように指示。支尾根の最後の斜面から主稜線に這い上がると武奈への標識が立っていた。頂上付近の視界は余りない。稜線に出てピークへ。4人とも雪山のピークは初めてだ。記念撮影をして下山する。広い雪の斜面を思い思いに下って行く。下るにつれ視界も良くなる。折角タップリの雪があるので元ゲレンデの少し上で雪洞を掘る練習をする。各班分かれて掘り始める。が1mくらいでブッシュが出てきた。一応掘り方は分かったので途中だが終わりにする。テント場に着きレーションを食べて今度はビーコンの練習だ。5分以内に場所を特定したがゾンデニングに少し時間がかかった。それでも6分程度で掘り出した。もう少しやりたい所だが12時には下山を始めたい。すぐにテントを撤収する。

▲テント撤収もテキパキと
風もないので外でパッキングする。それでも何時突風が吹くかもしれないのでテントはもちろん細かなものも飛ばされないように気をつける。12:20出発。JR比良駅にある一休さんを目指す。ところが10分以上も歩いただろうか?ルートミスに気付く。トップを任された塩ちゃんはテン場からすぐにある我々がつけた踏跡の分岐に気がつかず、いちばん踏みこまれていたトレースを何の疑いもなくどんどん前進してしまった。そのうえ後続隊はお喋りばかりで周囲の景色見ていなかった。トップを初め全員が気を抜いて歩いていた初歩的なミスだ。なんか薄暗い樹林に入っていくところで気付いた。なんと金糞へ行く道だった。○玉の「どこまで行くつもりヤ〜!」でハタと間違いに気づく。引き返しでは往路とは別の分岐まで戻り、そこから○玉がトップで北比良峠へ。こんなに登りの道なのに、、、。なんで気付かなかったんや、と誰もが思ったことでしょう。下りだから楽だと思ったら大間違い。よく踏まれた道ほど急な斜面では滑りやすい。木をくぐるのもしんどい。しかし歩くしかない。やっと大山口へ。ここからまだ駅まで歩かなければならない。16時前に駅に到着。下山報告をすると留守本部はちょっと遅いなあ、と思っていたようだ。一休さんで反省会。時間が遅いからか列車は空いていた。


▲思い思いに雪の斜面を下る。快適 !           ▲きれいな樹林の中を登る

メラピークKOBE(兵庫県労山に所属する神戸の山岳会)

御在所岳 鋸岩アイス・一ノ谷本沢 八ヶ岳アイス&赤岳ピストンの報告

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