前回、北鎌尾根のトレーニングとして穂高に行くが、間が空いてしまうしトレーニングとして不足していると思い第二回目として計画。 最初は八ヶ岳や槍ヶ岳を考えていましたが、体力トレーニングが目標という事で、急登で有名な黒戸尾根か早月尾根に行く方向で検討を行い、バスや電車で移動も可能な、早月尾根に決定しました。夜行バスの空席がなかったのですが、ちびサンボさんが室堂行きの「アルペンライナー」を発見してくれて、しかも当初私の中では剣往復を考えていたのですが、縦走で室堂に行くことにしました。
バスが時間通り「有峰口」に到着し、電車で上市に移動、タクシーにて馬場島へ。到着後さっそく歩き始めると、有名な「試練と憧れ」の石碑を発見する。この裏から登りはじめるが、いきなりの急登が始まります。早月尾根に登るのは2人とも始めてでしたが、実際に登ったイメージは、「登って登って登って」っていう所でしょうか、200m毎に標高が書いてあるのですが、ちょっといい加減な感じもします。本日の宿泊は、早月小屋で、到着後ビールで乾杯。晩御飯はハンバーグ入りのカレーライスでした。
▲早月小屋からの小窓尾根
翌日8日は、3時30分に起床して弁当を食べて4時30分に出発。小窓尾根を見ながら結構順調に剣岳に到着。ここからは時間的にも余裕があるので休憩を多めにとりながら剣山荘に下りて、私はカップヌードルを食べる。剣山荘からはトラバースルートで剣御前小屋に到着。後は下りて風呂でも入るだけかと思っていたら、ちびサンボさんが、「トレーニングになりませんよね」、「立山三山登りますか」という信じられない言葉が耳に入ってきた。どうも真剣に話している。いやそんな筈はないよな。と考えていたが、どうしますか?とちびサンボさんの声が、時間的には行けそうだ。短い間に色々言い訳を考えて見るが思いうかばないので、行くことに決定。
別山に向かって歩いていると急に雲行きが怪しくなる。別山はトラバースルートで進むが、真砂岳からは頂上も踏んで歩いていく。富士の折立の登りが唯一登りらしい登りだが、疲れていて結構しんどい。雄山からの下りが、小学生や高校生の団体登山で渋滞が発生中、先を見ると室堂まで繋がっていそうだ。この渋滞をみるや、ちびサンボさんの闘争本能に火がついたのか、走って下りだした。登山客がちびサンボさんの走りに驚愕していた。私は恐々とついていく。ちびサンボさんが「下り」と「縦走」が大好きな事がよくわかった。無事に室堂に到着。すぐにバスのチケットを買いにいくと、既に沢山の行列だ。券売所で富山までの直行バスがあるからと声をかけられ、それで帰ることにする。 10分ちょっとで出発するのでとりあえず、乗った感じで、富山に着くと、直ぐに電車が出そうだったが、これにも無事に乗車できた。まともな食事を朝からずっと食べていなかったので、車内販売があるのか心配しながら乗っていると、金沢を過ぎたあたりでやってきた。ご飯も食べられやっと落ち着く。夏休みにしては比較的に空いていたし、雨にも会わず、なかなかよかった。ちびサンボさんは、早月尾根は途中で泊まらないで歩きたいと言ってました。
▼剣岳頂上からの八ッ峰