北海道大雪山系 トムラウシ山   (なおみ)


mariko

marikoの父

チャゲ

山○

なおみ

■日 程 : 2010年7月1日(木)発〜5日(月)予備日

■山 域:北海道 大雪山系 トムラウシ山

■目 的:北海道大雪山系を楽しむ

■参加者:L=なおみ(医)、チャゲ(装・記)、mariko(食・気)、山○(渉・会・写) 、mariko父(←83歳!)

■行動記録:

7/1 10:35関空発12:30新千歳15:20新得駅 皆空さんと合流16:50トムラウシ登山短縮口テント設営

7/2 4:00起床5:30発 〜11:45前トム平12:13発〜14:35南沼テント場着

7/3 3:00起床 散策組6:07発〜ロックガーデン〜ヒサゴ沼分岐手前〜12:30トムラウシ山着〜13:20テント場着/停滞組トムラウシ山ピストン

7/4 3:00起床〜5:10発〜6:15トムラウシ公園〜7:15 前トム平〜9:00コマドリ沢雪渓分岐〜12:00カムイ天上〜13:00短縮登山口分岐〜16:30東大雪山荘着

7/5 予備日 サホロリゾートベアマウンテン見学〜皆空さん宅泊

7/6 帰省



▲コマドリ沢分岐からの雪渓

7/1 雨

昨年メンバーの諸事情で中止となったトムラウシ山計画、今年は当初の4名に加えチャゲも参加。昨年のトムラウシ遭難事故のこともあり、雪渓対策でザックは重い。
予定コースのヌプントムラウシ温泉からは道路が通行止めになっていたため、反対側短縮口からの出発となった。短縮登山口までは新得駅から60km。登山口には私達以外は誰もいない。小雨の中テント設営していると蚊がでてきた。熊よけスプレーはI上君から届いていたが虫除けスプレー対策が抜けていたことに気付く。幸い山○さんがムヒを持っていたので助かった。この日は北海道在住の皆空さんも合流してすき焼きを食べながら久しぶりの再開に話が弾んだ。


▲南沼キャンプ地手前

▲エゾツツジ

7/2 晴れ曇り

北海道の夜明けは早く3時はもう明るい。
4時頃にはバスで到着し登るグループもあり短縮口からは日帰りでトムラウシ山往復する人も多いようだ。
5時半出発、ザックの重さはmariko父8kg、山○さん16kg、なおみ21kg、チャゲ21kg、mariko22kg。皆空さんとはここでわかれる。
しばらくは緩やかなコース。途中から根曲がり竹を刈り取った新道がコマドリ沢まで続き数カ所雪渓も出てくる。コマドリ沢分岐を越えると急な雪渓となりMariko父さん途中アイゼンをつける。さらに登っていると「おーい」と呼ぶ声が右方向から聞こえる。声の方をみると右の岩陵地帯にいて「間違ってるよ」と手を振っている。振り返って下の方を見ると小さなピンクの布がみえた。岩陵地帯に入ると間違いを教えてくれた若いガイドさんに出会う。御礼をいうと彼曰く「まわりを見ないとだめだよ。」と注意をうける。本当にそうですね。
この頃からガスっていて遠くの景色はみえないが、岩場にはかわいい花が咲き気持ちをなごませる。前トム平で大休憩。ここでmarikoと皆空さん無線交信。前トム平を越えると大きな岩場があり、mariko父さん緊張。トムラウシ公園の雪渓をこえて登るとトムラウシ山がみえてくる。花もチングルマ、アオノツガザクラ、チングルマ、エゾツツジ、エゾコザクラ、クリーム色したシャクナゲ、たくさんさいている。しばし岩場ですわってながめる。
水場はトムラウシ山下の南沼キャンプ地、携帯トイレブースの小さな小屋が1つあるだけだが、雪渓があり水の流れは豊富。
夕食中共同通信社の記者に取材を受ける。前日より他の新聞社記者と一緒に昨年の事故現場を取材されているとのこと。寒さは思ったほどではなく長袖を重ねる程度だった。


▲前トム平から見たトムラウシ山

▲十勝方面の山々

▲父さん最大の難所

7/3 雨曇り 

3時起床、5時雨が少し止み明るくなったのでmariko、山○、なおみ組は周辺散策に出かける。テン場から雪渓でトレースもなくガスっているのでわかりにくい。
ヒサゴ沼方向にむかうと数組トムラウシ山へ登る人たちと出会う。巨岩、沼、雪渓、木道と変化に富んでいるが表示がわかりにくく方向を間違いやすい。晴れてきて十勝方面まで見えだす。花もたくさん咲いていて散策も気持ちよい。化雲岳目指しヒサゴ沼分岐からの坂を上りきると雨が降り出してくる。化雲岳まではまだかかりそうなのであきらめて引き返す。途中でトムラウシ山を往復してきた兵庫の60〜70代の男女4人に出会う。明るく話しされる女性は76歳、とてもお元気でした。旭岳から縦走されてきていて花が満開で「天国のようだった」と言われていた。うらやましい。またチャレンジしたいと思う。
帰りは北沼分岐からトムラウシ山に登る。水面が青く美しい。トムラウシ山登頂。頂上からテント場まで15分で下る。チャゲ、mariko父さん組もすでにトムラウシに登りテント場で横になってのんびりしていた。キツネ1匹発見。夜にかけて雨がよく降っていた。


7/4 晴れ後雷雨

3時起床、星と月が見えて明るく周辺景色もくっきり見え出す。上着1枚重ねる程度で寒さはあまり感じない。朝食のホットケーキを食べて、下山準備、テント撤収する。雨を含み重くなっている。4日間で1番晴れていたので景色や花を眺めて歩く。爽快!北海道の雄大な山々が広がっている。mariko父さんの心配していた岩場も下りは早い、前トム平までは順調に歩く。
ここでは携帯がつながるのでキャンセルしていた東大雪山荘に予約電話を入れる。これからの下りは長い。コマドリ沢分岐からの岩場入口はわかりにくく、私達と同様に間違っているグループがあったので呼んで知らせる。下りでは徐々に山○さんチャゲグループ、mariko、mariko父さん、なおみグループとペースが分かれてくる。カムイ天上まで思ったより長い、やっとトムラウシ温泉コースに入る。登山道に何本もの倒木がある。あまり人が入っていないようだ。くるくると迷路のよう、下りではどしゃぶりの雨が降り出すmariko父さん1歩ずつ慎重に下る。なんとか林道に出て東大雪荘に到着、その後は合流して温泉でゆっくりすることができた。変化に富み雄大な北海道の山を満喫した山行だった。
83歳のmariko父さんトムラウシ山行達成おめでとうございます。同行した私達も目標にして頑張ります。


▲エゾツガザクラ

7/5 晴れ後曇り

予備日 サホロリゾートで昼食後ベアマウンテンに行きヒグマを見る。夕方は芽室皆空さん宅宿泊。北海道の山に登るために引っ越された生活ぶりをしることができました。本当にありがとうございました。

▲シマリス


7/6 晴れ

皆空手作りの朝食をごちそうになり新千歳空港〜関空帰省。




【感 想】

チャゲ : 色々あったけど無事でよかった。楽しかったです。

mariko父 : ピークまで完走できたこと、チャゲさんのリードのおかげ、皆さんに感謝しています。

mariko : 父が歩き通せてよかった。

山○ : ヤッターという感じ。たいへんな山だった。化雲岳の方まで行けてよかった。

なおみ : 全員無事ケガなくいけてよかった。北海道は思った以上に雄大満喫できました。起伏に富んでいた。
またチャレンジしたい。


メラピークKOBE(兵庫県労山に所属する神戸の山岳会)

ハイキング 湖南アルプス 焼岳〜北穂高岳縦走

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