▲御在所岳・本谷
雪彦山と並ぶ本ちゃんのためのゲレンデとして御在所に親しもうと企画した。山の高さは1,300メートルあるが、登る標高差は、約700メートル。それでも六甲山よりもデカくて岩も大きく楽しめる。前日まで雨だったので、手も洗えないと言われるほど水量が少ない本谷は、立派な沢になっていた。滝をまともに登るとスリップし易くスリルも味わえた。
塩ちゃん、ちびサンボは、JR神戸で合流し、道の駅に車中泊。おー寒むは、横浜から夜行バスで5:00に近鉄四日市駅に。6時に近鉄湯の山温泉駅で待ち合わせだが、二人がいない!出遅れたのだろうと思ってトイレして、出てきてもまだいない。携帯でちびサンボさんに電話をかけると、眠たそうな声。缶コーヒーを飲んで待っていると、6時半頃に迎えに来てくれたが、R477を山を背にマクドナルドへ。朝からコーヒーを三杯も飲む羽目になってしまった。聞けば仕事で出発が遅れたとのこと。ご苦労様です。
▲一の谷御在所岳 山の家(さんのか)
▲滑滝
天気は最高。平日のせいか、登る人も少なく落石の危険はなかった。沢の水量が予想より多かったが予定通り登り詰めることができた。石のいたる所にペンキでマークがつけられており、ルートファインディングはほとんど不要だ。積雪期にくると面白いと思う。
難所は、大黒滝だろう。今回は、滝の左側の巻き道を登った。乾いていれば登れたと思う。その他、沢の中を歩いていると、コケで滑り易いスラブや水が溜まった淵に出くわすので、雨後は要注意である。よく探せば巻き道が見つかる。山頂に近づくに連れ、ロープウェイの直下を歩くことになる。ロープウェイの補修のための踏み跡に出くわすが、立て札が立っているので間違うことはない。
大黒岩は、晴れていれば左側の壁から岩が突き出ているのでひと目でわかる。登る所にはフィックスロープが張られている。岩場は広く、展望は最高である。沸かしたコーヒーを飲んで周りの山々を一望することができた。残念なのは、まだ寒気が抜け切っておらず、花が例年より少なかった。
▲大黒滝
大黒岩から山上公園に向かう途中で綱が張られ、一の谷新道に誘導された。踏み跡を登り詰めたかったが、ロープウェイの山上駅の敷地内に直登することになっても困るので、ロープの通りに登って山上公園に出た。よく休んだので3時間半かかったが、わき目も振らず登ったら2時間〜2時間半くらいか。二人は物足りなさそうだったが、私は満足。
下山は、中道を降りた。下山中、本谷を何度か一望できるところがある。そこから眺めるとかなり立っているように見えるのだが、実際に登ってみた感想は、涸沢から奥穂高岳山荘へ向かうザイテングラードより傾斜はないように思える(地図で計算すると、焼酎のアルコール度数と同じ25度)。今度は、積雪期に登ってみたい。
感想
ちびサンボ
コースとしては面白かったけど、プラス岩登りも出来たらもっと良かったのかな?!と思いました。
次回はクライミングシューズとロープ持参で行きましょう!!
▲大黒岩 ▲大黒岩から鎌ヶ岳を望む