鳳来フリークライミング   (おー寒む)



○玉

おー寒む
■日 程 : 2009年7月17日(金)〜18日(土)

■場 所 : 愛知県、鳳来岩

■目 的 : フリークライミング

■参加者 : L=おー寒む、○玉





▲ハイカラ岩
 16日夜発、17日6時過ぎに飯田線の三河一宮駅で合流。明け方に降ったであろう雨のせいで、車窓から見える山々にはガスがかかっている。天気の回復を願う。乳岩峡入口の駐車場に到着し、車から降りてまもなく雨が降り出す。傘を差して出発。

 小雨が降る中、山道を歩くこと小一時間。鬼岩に到着。鬼岩はどの壁も大きくかぶっている。早速メインウォール、がっかりエリア、21世紀のエリアと、お目当ての壁の状態を見て回った。今回の目標だったタケちゃん(5.11b)は、終了点付近の上部が濡れ、ルートの右側から水が滝の如く滴り落ちていた。壁は北向きのせいで日が当たりにくく、さらに悪いことに背の高い樹林に囲まれている。壁面が暗くてボルトの位置を確認することができない。がっかりエリアの意味が分かった気がした。

鬼岩入門(5.11a)があるメインウォールに戻ってアップ開始。あんこ(5.10b)から登る。5月にトライしたときは、予想以上の傾斜とガバに閉口し、テンションしまくったルートだ。今回は何とかレッドポイント(RP)できたが、登るにつれ正対気味になり、終了点にクリップするときは腕がパンプしてしまった。○玉は、難なくRP。

この頃から次第に雨が激しくなる。雷も鳴り出した。壁の縁から雨水が溢れ滝のように落ちてくる。おくりもの(5.10d)の1ピン目にプリクリップする。思ったよりホールドが悪い。ボルトの効き具合を確認するように、クリップ毎にテンション。3ピン目まで登ったところで、核心と思われるハングを前に敗退。ずっとかぶっているのだが、さらにかぶりがきつくなる。風が強くなり、雨飛沫がかかって登れなくなる。○玉は見送った。

行動食でエネルギー補給し、冷やかしにハイカラ岩へ。ここは、さらにかぶっており、雨とは無縁。壁というより天井を見上げて、どのルートを登ろうか二人で思案する。この岩で一番易しい課題が5.12aだ。2本ある。カンテ沿いに登る快速ちんちん(5.12a)は、濡れているのでやめ。ネーミングが良いグランドアップ・ショウ(5.12a)から取り付く。おー寒むが2ピン目までクリップに成功。先週、痛めた左肩が痛み出し断念。○玉が3ピン目のクリップに成功。メラ流波状攻撃を仕掛けようとしたが、如何せん敵のかぶりには歯が立たずフォールしまくり。腕力だけでなく腹筋や背筋がないと天井に貼り付けないことが分かった。めげずに気を取り直し、ふざけたネーミングとは裏腹に難しいたぶんだいじょうぶでショウ(5.12b)を触る。1ピン目を取った直後から難しく(まだ核心ではない)、2ピン目に手が届かない。結局、A0で2ピン目をクリップしたところで断念。○玉も苦労しつつ、それでも3ピン目にロープを伸ばす。交互にトライし、ムーブを探る。前傾ガバクライマーの○玉が本領を発揮し、4ピン目のクリップに成功した。今日のようにヌメッていなければ、下部はランジで解決できる。次回の鳳来が楽しみだ。

14時過ぎに下山。テン場でテントを張って寝る。夜中、すさまじい豪雨となり、浸水する。1時ごろ、車に避難した。雨のせいで登る気力が萎え帰神することにした。

メラピークKOBE(兵庫県労山に所属する神戸の山岳会)

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