country gentleman

○玉

mariko

県連雪山交流会・大山報告   (country gentleman)


■目 的:雪山山行を通じて各会の交流

■山 域:大山北面

■日 程:2月20日(金)夜〜22日(日)

■参加者:CL・記録−country gentleman、食糧・会計−○玉、装備・気象―mariko

■行動概要:

20日(金)19:00mariko宅〜20:10三木・小野SA〜山陽道〜播但道〜中国道〜米子道〜米子IC〜23:15駐車場(テント泊) *○玉自家用車で移動

21日(土)7:45駐車場〜北尾根〜11:30元谷小屋〜弥山東稜下見〜14:30元谷小屋〜16:00交流会(テント泊)

22日(日) 4:00 起床〜5:45 出発〜6:30 取り付き〜6:50 登攀開始〜12:45 6ピッチ目終了点〜18:00 主稜線〜19:30 六合目避難小屋〜20:30 元谷小屋〜22:30 南光河原駐車場〜2:15 三木小野SA〜3:00mariko宅〜3:25 ○玉宅




21日

前夜からの雪が10pほど積もっている。4:00に起床するが様子見でしばらく待機。N原リーダーに連絡すると皆駐車場にいるということで、行動について打ち合わせする。この積雪から弥山東稜は取り付きまでの雪崩の心配があり、予定を変更する。元谷小屋までも雪崩が心配です。会での山行も考え北尾根から元谷小屋を目指す。HPで見た感じでは、大山北壁を臨みながらの快適な尾根で、これまでトレースしたことがなく期待して取り付く。取り付きは南光河原駐車場からで、地図を見ながらルートをさがす。実際のルートは藪こぎで、ザックに枝がひっかかるものでした。まぁ雪がもっとあれば枝も隠れて快適になるのでしょうか。景色も視界がなく期待はずれに終わりました。行者尾根に合流したところで、K脇パーティーに出会いました。他のパーティーは予定通り尾根に取り付いたようです。

元谷小屋でテントを張り、時間があるので八合尾根を登ろうかとも話が出ましたが、16:00から交流会なので、明日の下見に出かける。取り付きまで雪崩の心配があるので、できるだけトラバースはしたくないと考え、取り付きを目指す。視界が悪く、どこが取り付きなのかよく分からない。視界が良くなったときになんとか取り付きを確認する。せっかくなので八合尾根の取り付きを確認する。別山沢への降り口が急で結構下までくだる。下りすぎたので取り付きまで行かずに元谷小屋へ戻る。小屋には、K脇パーティー、N原パーティーが戻っていました。

16:00から交流会なので、食事終了後参加なので、早々と食事にかかる。○玉シェフの豚汁を楽しむ。久しぶりのテント生活でなにかと要領が悪く、個人的な反省点です。ここで時間があるので、明日の準備をしていて、オーバーグローブが見あたらないことに気づく。テント内には見あたらず、小屋内での紛失が考えられる。宴会も盛り上がってきているので、marikoさんが持っているオーバーグローブを借りるために駐車場へ向かう。これも反省点です。

交流会では、自己紹介から今後について話し合い、20:00頃に終了し明日に備える。空を見上げると一面の星空で、見とれてしまいました。




22日

4:00起床。5:45ヘッドランプをつけ出発する。前日の下見を思い出しながら登るがトレースが消えている。うっすら見える弥山東稜を目指す。トラバースを避け斜めに登行する。目指す尾根取り付き付近に着き、傾斜も増してきたので、ロープをつけることにする。6:50坂崎リードで登り始める。

1P目 尾根右側壁の雪壁を登り、ブッシュでランニングを取りながら登る。下から見ている以上に傾斜がありました。リングボルト1本でビレー点とする。ランニングはブッシュで2カ所

2P目 岩場を一つ乗り越え尾根に乗りピナクルを目指す。リングボルト2本でビレー点とする。ランニングはブッシュで2カ所

3P目 岩と雪の尾根を登って、灌木でビレー点とする。ビレー点に使っていた灌木が細いので、もう一つ奥の灌木からセルフビレーを取り直す。このピッチ、ランニングはブッシュで3ヶ所取る。

4P目 ナイフリッジからランニングビレーがとれない不安定な雪壁をだましだまし登り、灌木でビレーする。

5P目 直上しブッシュでビレーをとり、左トラバースしブッシュづたいに再度直上。右手ブッシュでランニングをとり、左トラバース後左手の大きな潅木でビレー点とする。このピッチは50m一杯。○玉さんに一段あがってもらう。

6P目 雪壁を登り左手の灌木でビレー。下の木をいす代わりにも出来る快適なビレー点。5ピッチ目の経験から少し短く切ることになる。
12:45 ここでリードをcountry gentlemanから○玉に交代。同時に無線交信を試みるが無線機の電源入らず断念。

7P目 雪壁を登り、ブッシュでランニングを取り左の枝尾根を越える。左の雪壁に入り、トラバース(5〜6m)、突起した岩にスリングを掛けランニングを取り、回り込んで登り、右に少し移って大きな潅木でビレーする。

8P目 5mほど直上し、右から上がって来ている尾根通しに登る。ブッシュとスノーバーを打ち込んでビレー点とする。(右手に広がる緩い雪壁の右奥上が西稜ルートである)

9P目 安定していない雪壁を登り、ビレーのために右に5mほどトラバースし、ブッシュでビレー点とする。このピッチ、ランニングはブッシュで2ヶ所取る。

10P目 直上して右側から登ろうとしたが、雪質が悪かったので戻り左のルンゼ状の雪壁を登る。
ビレー点はブッシュで取る。このピッチ、ランニングはブッシュで3ヶ所取る。ビレー中に携帯電話の呼び出し音がある14:50。携帯をズボンのポケットに入れているのをすっかり忘れていた。坂崎が登って来てから取り出してK脇さんに通話して現状を報告した。15時30分ごろか?

11P目 傾斜が緩くなった雪原だが、下は岩のようでアックスは打ち込まれない。ブッシュを乗り越え、尾根上を歩いて大きな潅木でビレー点とする。このピッチもランニングはブッシュで3ヶ所取る。このピッチは50m一杯である。

12〜14P この先は雪の尾根となっているが、ガスとミゾレで視界が余りきかないのでロープを付けたまま3ピッチ主稜線に達した。18時であった。

主稜線についてからロープを外し、ヘッドランプをつける。○玉がK脇さんに携帯電話で現状を報告する。この頃から雨に変わる。頂上小屋をさがすが分からず、少し南に下りすぎた。そこから夏道を見つけるために北へ方向転換し、夏道を発見する。風が強くなってくる。アイゼンをつけたまま六合目を目指すが、雪が団子になりだす。特にmarikoはスノーシャットがないこともあり、一歩ずつ雪を落とさなければならず時間が掛かる。六合目避難小屋までも結構時間がかかり、七合目ではまだかと思ってしまう。六合目でようやく行動食を口にする。そして会の留守本部に連絡する。一緒に自宅にも連絡を入れる。marikoはここからアイゼンを外す。元谷小屋につき、テントを撤収する。フライをしていなかったので中まで濡れている。濡れてしまっているので、テントの中のものを放り出し、ザックの荷造りする。重くなったザックを背負い駐車場を目指す。雨で雪がだいぶ融けてきている。ところどころ滑りながらの下山となる。大山神社で山行の無事のお礼をする。駐車場に着き、着替えを済ませ下山報告を行う。

メラピークKOBE(兵庫県労山に所属する神戸の山岳会)

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